最近、やはりバスフィッシングにおいてライブスコープをなしには語れなくなってきました。とはいえ、ライブスコープがあるから釣れるようになるわけではなく、持ってしていないからといって釣れないというわけではありません。必ずしも釣れるようになるわけでもないのに、導入を検討するようになったのは周囲の人間と会話をしているとライブスコープありきの話になっていることが多々あったためです。例えば「あそこの岬で今日はバスが沢山みえたよね」とか、「今日はバスの反応が良かったよね」などです。今までならサイト(目視)でバスが見えたとか、反応が良かったとかだったものが、ライブスコープという魚探を通して見えるバスの話に変わっていることに気が付いたことが大きかったです。
そして、実際にライブスコープを導入してみようかなと思い、どんな機種があるのだろう、価格はどれくらいなんだろうなど一から調べて、導入に至るまでの色々なことをメモとして残しつつ、これからライブスコープを導入してみようと思っている人の参考になればと思います。
まず、ライブスコープの種類って、魚探本体以外にどのような装備が必要、で費用的にどれくらい必要を説明していければと思います。
検討したライブスコープが使えるガーミンの機種一覧
もちろん、以下の機種が全てではないのですが導入を検討する上で比較検討した機種になります。
ECHOMAP Ultra(エコーマップウルトラ) 102sv/122sv
コストパフォーマンスが良いことで人気のガーミン ECHOMAP Plusシリーズの大画面モデルのUltraシリーズ。10インチモデルのECHOMAP Ultra(エコーマップウルトラ)102svと12インチモデルのECHOMAP Ulura(エコーマップウルトラ)122svがあります。ライブスコープを使っているアングラーの中でも多くの人が使っているモデルかと思います。最新の魚探だけあってタッチパネルで操作ができるのと、スマホのようにボタン類がタッチパネル操作のためすっきりした見た目のためハッキリいってかっこいいです。ライブスコープの機能的な凄さもですが使用感や見た目も良く欲しくなる一品かと思います(笑)
ECHOMAP Plusシリーズには、7インチや9インチモデルもあり価格も安くなります。現状でお使いの2D魚探だと7インチくらいのモデルをお使いの方も多いと思うので、ライブスコープも7インチ(もしくはアップデートして9インチ)と思われる方も多いかもですが、ライブスコープで魚影やルアーを捉えてのシューティングをするなら10インチ以上が良いと既にライブスコープを使っている人からはアドバイスいただいたので、10インチ以上のモデルで検討しました。
エコーマップウルトラ 本体仕様
モデル | ECHOMAP Ultra 102sv | ECHOMAP Ultra 122sv |
本体寸法 | 29.5 x 19.5 x 9.8 cm | 34.1 x 22.9 x 9.8 cm |
重量 | 1.8 kg | 2.5 kg |
防水等級 | IPX7 | IPX7 |
ディスプレイタイプ | WXGA, IPS | WXGA, IPS |
ディスプレイ | 21.7 x 13.6; 10″インチ | 26.1 x 16.3; 12.1″インチ |
解像度 | 1280 x 800 ピクセル | 1280 x 800 ピクセル |
対応メモリーカード数 | 2 microSDカード | 2 microSDカード |
GPS | 内臓 | 内臓 |
電源電圧 | 9~18 VDC | 9~18 VDC |
NMEA 2000ポート | 1 | 1 |
GARMIN MARINE NETWORK™ ポート | 2 (large connector) | 2 (large connector) |
GARMIN(ガーミン)GPSMAP 1022xsv/1222xsv
自動等深線作図機能クイックドローコンターズを搭載した最速キーパッドのオールインワンGPS魚探です。操作がキーパッドになってておりスマートフォンのように液晶画面をタッチして操作できるECHOMAP Ultra(エコーマップウルトラ)とは異なるモデルです。なので、ポイントをクイックに登録したり、ライブスコープの画面表示を触りながら細かく変更したりするのであればエコーマップウルトラの方が良さそうです。が、ライブスコープ専用機として使いたい、少しでも安く導入したいというのではればGPSMAPシリーズが良いのではないでしょうか。
最終的にGPSMAP 1022xsvを選択して導入したのですが、決め手としては2つ。1つ目はライブスコープ専用機として導入を考えていたので少しでも安く導入したいということ、2つ目は雨の日にタッチパネルが反応してしまうことがあると聞いたためキーパッド仕様のGPSMAPシリーズで良いのではということで判断しました。ちなみに、GPSMAPシリーズは24Vの電源を使用することができるので電源システムを考える上で柔軟に組むことも可能になります。
GPSMAP 本体仕様
モデル | GPSMAP 1022xsv | GPSMAP 1222xsv |
本体寸法 | 318 x 185 x 69 mm | 35.8 x 22.6 x 6.9 mm |
重量 | 1.85 kg | 2.34 kg |
防水等級 | IPX7 | IPX7 |
ディスプレイタイプ | WSVGAディスプレイ | WSVGAディスプレイ |
ディスプレイ | 22.4 x 12.5 cm; 10.1インチ | 26.2 x 16.3 cm; 12.1インチ |
解像度 | 1024 x 600 ピクセル | 1280 x 800 ピクセル |
対応メモリーカード数 | SD™カード2枚 | SD™カード2枚 |
GPS | 内臓 | 内臓 |
電源電圧 | 10~32 VDC | 10~32 VDC |
NMEA 2000ポート | 1 | 1 |
NMEA 0183対応ポート | 1 | 1 |
ビデオ入力ポート | 1 BNC | 1 BNC |
ビデオ出力ポート | なし | なし |
GARMIN MARINE NETWORK™ ポート | 2 | 2 |
魚探本体以外に必要な装備
GARMIN(ガーミン)の魚探でライブスコープを使用しようとした場合、魚探本体だけでは使うことはできません。ご存じの方も多いかと思いますが、ブラックボックスという外付けの機器とライブスコープ専用の振動子が必要になってきます。ちなみにブラックボックスを使わずに2D魚探(通常の魚探)のように魚探本体とライブスコープ振動子をつなげることができるライトライブスコープ振動子というものも存在しますが接続できる機種もが限られているのでライトライブスコープ振動子を選択する際は注意が必要です。
LiveScope(ライブスコープ)用ブラックボックス GLS10
ライブスコープを使うなら基本的にこれが必要になります。通常の魚探より接続の際に接続が複雑になるため、レンタルボートでのセッティングは事前にセットしてみるなどした方が安心です。とはいえ、購入前はどうやってつなげばよいのかなどわからないことだらけかと思いますが、後々説明していきます。ブラックボックスは単体でも販売していますが、振動子とセットで販売していますので、どの振動子にするか決めることが必要になります。
ライブスコープ用ブラックボックス GLS10 仕様
モデル | GLS10 ソナーブラックボックス |
本体寸法 | 24.5 x 14.9 x 6.5 cm |
重量 | 2.0 kg |
防水等級 | IPX7 |
温度範囲 | 動作時: -15 C~70 C |
電源入力 | 10~32 V |
電力使用量 | 21 W(標準)、58 W(最大) |
ヒューズ | 7.5 A |
GARMIN MARINE NETWORK™ ポート | 1(小型コネクタ) |
LiveScope(ライブスコープ)LVS32 振動子
振動子を比較したことがないので、あまりコメントできないのですがLVS32が普通の振動子、LVS34が良い振動子ということくらいしかわからないです。LVS34を使っている人に聞くと確かに映りは良いようです。が、LVS32でしか写せない魚もいるようです。個人的には良い方の振動子が欲しかったのですが、そもそもライブスコープ初心者なので機能差も分からないし価格差に負けてLVS32にしました。
ライブスコープ LVS32 振動子 仕様
モデル | LVS32 振動子 |
本体寸法 | 13.7 x 9.7 x 4.6 cm |
重量 | 0.9kg |
LiveScope Plus(ライブスコーププラス)LVS34 振動子
LVS32との価格差に負けて細かいところは全く比較検討していないので簡単な仕様のみ記載
ライブスコーププラス LVS34 振動子 仕様
モデル | LVS34 振動子 |
本体寸法 | 16.2 x 7.8 x 4.8 cm |
重量 | 1.02 kg |
ライライトライブスコープ LVS12 振動子
ブラックボックスを必要としないライブスコープの簡易版となるLVS12 ライトライブスコープ振動子です。使用できるのはGPSMAP8400シリーズ・ECHOMAP Ultraシリーズのモデルになります。
もしかして、もう販売終了なのか…
ライトライブスコープ LVS12 振動子 仕様
モデル | LVS12 振動子 |
周波数 | 530~1,100 kHz |
出力 | 500 W |
最大深度 | 下方: (61.0 m) 前方: (61.0 m) |
ピン数 | 12-pin |
ケーブル長 | 20 ft.(6.1m) |
ライブスコープ導入費用見積もり
ライブスコープの各製品は海外製品のためドル円のレートや昨今の物価高騰により値段が上下することがあると思いますので、現時点(2023/12)での価格になりますので目安としていただければと思います。組み合わせにもよりますが、約50万円前後の費用は必要な感じになります。やはりお高いですね。
魚探本体
10インチ | 12インチ | |
ECHOMAP Ultra | 102sv:約34万円(税込) | 122sv:約49万円(税込) |
GPSMAP | 1022xsv:約27万円(税込) | 1222xsv:約46万円(税込) |
ブラックボックス/振動子
LVS32 | LVS34 | LVS12 | |
GLS10 セット | 約20万円(税込) | 約36万円(税込) | - |
単体 | 約15万円(税込) | 約29万円(税込) | 約10万円(税込) |
GARMIN(ガーミン)ライブスコープ導入まとめ
最終的にコスパを考えて決定したのですが、魚探本体は10インチのGPSMAP 1022xsv、ライブスコープ振動子はLVS32を選択しました。魚探本体は先にも記載した雨天での誤作動がないようにも決め手でした。ちなみに、2D魚探は7インチを使用しているのですが、並べてみると10インチでもバカでかく感じました。なので、個人的には10インチで十分かと思っています。また、振動子については、初心者であることと価格が決め手となりました。おおよそ倍の価格となるので、それだけの差が釣果に現れる気がしなかったためです。(釣果も2倍になるなら考えました^^)一旦は、GPSMAP 1022xsv+LiveScope LVS32のセットでスタートすることになりました。
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