ダイワ スティーズ 661MHRB-XTQ マシンガンキャスト タイプ2 ~キャストが決まり、急に上達したような気がするロッド~

ベイトロッド

このスティーズ マシンガンキャストは、その名からも分かる通り並木敏成プロが手掛けたロッドになります。中でもtype-IIはワイヤーベイトに特化した竿に仕上げられているようです。しかし、個人的には巻き物の汎用ロッドとして使っているので、(あまり投げないのですが)クランクを投げる際にも使っています。カタログでは、ワイヤーベイト以外だとバイブレーションやミノーにも適していると記載されています。

ちなみに、このスティーズ タイプ2を買ったきっかけは、巻き物のバーサタイルロッドとして使っていた、今はなきダイコーのブルーダーのBS-63MLからの買い替えで購入した気がします。明確な理由は覚えていないのですが…

で、マシンガンキャスト タイプ2の率直な感想はというと割とパリッとした印象の竿なので、巻き物系の竿が好きな人はあまり好みではないかもですが、ワイヤーベイトスペシャル(ロッドには、The Wire Bait Customと書かれていますが)ということを考えればハリがあり、シングルフックをしっかりフッキングできる強さも必要であることを考えればこういうことになりますよね。なので、ウィードを切りながらのバイブレーションやキレのあるジャークで使うミノーなどでも活躍するのは理解できます。

さらに、実際に使ってみて感動したポイントがあり、それは圧倒的に投げやすいということです。リールとのセッティングのバランスなどもあるかと思いますが、イメージしたポイントにきっちりとキャストできる、決まるというのは感動的でした。あたかも、自分のキャスト技術が向上したかのような印象すら覚えました。ちなみに、このマシンガンキャストタイプ2にセットしているリールは、(もちろんダイワの)ジリオン SV TWです。残念ながらスティーズは買えませんでした。(涙)

スティーズは、非常にデザインも良くかっこいいロッドで、6.6ftという長さも個人的には取り回しやすいと思っていてお気に入りポイントです。もう少し、飛距離が欲しいと思うときもありますが、コントロール性を考えるとこれがベストなバランスなのではないかと思っています。

逆に気になるポイントとしては、やはり価格になります。現状、旧モデルとなってそこそこ中古市場にも流通しているようなので、手ごろな価格で購入することも可能になってますが、新しいモデルが発売されていることを考えると一瞬悩むのではないかと思います。価格がだいぶ違いますが…
価格以外にも、もう1つ非常に気になるポイントがあります。それはリールシートのフォアグリップのロックナットが外しにくいということです。リールを装着した状態でリールをパーミングしてロッドを握ると確かにロックナット部分はあまり意味のないパーツ(コルク素材であってもあまり握らない場所)に思えるので、マシンガンキャスト type2の形状は理に適っているようにも思えますが、リールを外すときに力が入りにくく且つ金属でできているので手が痛いということが起こります。なので、リール取付の際には締め付け過ぎないことを気を付けたり、きつくて取れなくなったときはキズが付かないようにタオルを巻きつけてプライヤーで回して外してました。(皆さんが同じかは不明)

STZ 661MHRB-XTQ マシンガンキャスト type2 のインプレッション/レビュー

実際の使用感などについては、非常に印象がよく使いやすロッドだと思っていて個人的にはお気に入りロッドの1本です。ですが、実際に購入を検討されているようであれば、他の人のレビューなども参考にしていただき、このロッドを評価していただければと思っています。いくつかあるレビューをまとめると以下の内容になります。

  • シャッキリしてるけどノリが良い
  • キンキンな感度
  • キャスタビリティに優れていて投げやすい
  • MH表記だけどM寄りのMHって感じ
  • 巻き物ロッドとしては、かなりの高感度
  • リールシートの止め金を強く締めてしまうと素手で外せなくなる
  • 細見なのにトルクフル
  • とにかくキャストが楽
  • キャストアキュラシーが良い
  • 硬めの竿だけど軽い物も投げられる
  • 張りが適度にありファーストよりのミディアムテーパー
  • 値段が高い

皆んさんのレビューの通り、かなり使いやすい優秀なロッドであることは確かかと思います。なので、個人的な印象も含めて、3/8ozや1/2ozのスピナーベイトやハードルアーに使えるバーサタイルロッドが欲しい人や、キャスティングが苦手な人もしくはアキュラシーを気にする人。そして、自分自身がそうなのですが、グラスや低弾性ロッドが苦手だけど、巻き物でのロッドのノリの良さも求める人などには適しているのではないかと思います。

STZ 661MHRB-XTQ マシンガンキャスト type2 のカタログデータ

よりワイヤーベイトに特化したモデル、広い汎用性も併せ持つ。
ロッドの基本的特徴はタイプIと同じく、ルアーをハイピッチなリズムで正確にスポットに撃っていけるというものだが、タイプIIはよりワイヤーベイトに特化したロッドといえる。
新構造X-TORQUEが生み出したブランクスは、キャストの際、ロッドに負荷がかかりやすいワイヤーベイトの抵抗にも負けず、正確なスポットへのプレゼンテーションを可能にしてくれる。また、デットスローリトリーブ時にもしっかりとブレードの回転を伝えてくれる感度は驚異的で、アームごと吸い込むビッグバスのバイトにもしっかりと対応できるパワーもレベル以上、ヘビーウィードを切ったりする釣りでも強い味方となる。
さらには、実に多岐に使える汎用性も嬉しい側面。喰わせを重視したスタイル、つまりテキサスやジグにも対応し、おまけにワンランク細いラインにも対応してくれ、ファイト中のラインブレイクやフッキング時のアワセ切れを防いでくれる。そして、ウィードを切りながらリトリーブするバイブレーションの釣りや、大型のジャークベイトにも最高のパフォーマンスを演じてくれる。
つまり、マシンガンフッィシングに必要な要素をすべて兼ね備えたバーサタイルなロッドといえ、そんな意味では、オカッパリにもベストな存在だといえよう。

DAIWA(https://www.daiwa.com/jp/)

スペック

品名STZ 661MHRB-XTQ
CODE NAMEMACHINEGUNCAST type-II
LENGTH ft.(m)6’6”(1.98)
POWERMH
SECTION1pc.
WEIGHT(g)113
TOP Dia.(mm)1.8
BUTT Dia(mm)9.9
LURE wt.(oz)3/16-1
LURE wt.(g)5-28
LINE/nylon(lb.)8-20
LINE/FL(lb.)8-14
CARBON(%)84

STZ 661MHRB-XTQ マシンガンキャスト type2 を買う

中古ロッド

販売価格帯は、15,015~23,909円(※2021年6月調べ)
元々の値段が高い割には手ごろな値段で流通している印象です。後継モデルも発売されたばかりなので、そのあたりも値段に反映されているかもです。

STZ 661MHRB-XTQ マシンガンキャスト type2 おすすめルアー

並木敏成プロ繋がりで「O.S.Pハイピッチャー」もいいけど、「Dゾーン」も外せないワイヤーベイトのひとつです。マシンガンキャスト タイプ2で釣れると気分も最高です!

ウィードを切って巻くならコレ「TDバイブレーション スティーズカスタム」。このスティーズカスタムはシミーフォールもするので是非使ってみたいルアーです。

おまけ(21スティーズ マシンガンキャスト Type2)

21の新モデルのスティーズ マシンガンキャスト タイプ2も6.6ftのミディアムヘビーロッドというのは同じようです。但し、旧モデルがレギュラーテーパーなのに対して、新モデルではレギュラーファストのテーパーが採用されたようです。ワイヤーベイトを中心とし、大型ペンシルベイトやジャークベイトといったパワーが必要な巻き物のロッドということでコンセプトはあまり変わっていないようですが、少し重め(1/2ozとか)のワイヤーベイトが扱いやすくなっている感じかもです。カタログによると、アキュラシー性能が格段にアップした、とのことなので非常に気になります。ワーミングへの対応力が劇的に昇華ともあるので、レギュラーファストテーパーになったことでの産物かもしれません。でも、新モデルはカーボン含有率100%というところが少し残念かも。

21マシンガンキャスト type2 カタログデータ

ワイヤー&ワームで極まる感度・TYPE-II
レギュラークラスのファストムービングと自在なバーサタイル性を発揮するMACHINEGUN CAST(=MC)TYPE-Iに続き、TYPE-IIもまた劇的な進化を遂げたことは言うまでもない。
先代07MC TYPE-IIと言えば、並木敏成の3/8oz.クラスを軸としたワイヤーベイト専用機としての印象が強い名機。キャストモーションでロッド全体をパラボリックに曲げ弾丸を撃ち放つかのようにピンスポットを射抜き、軽快なスピナーベイティングを繰り広げる姿を、誰もが脳裏にも浮かぶはずだ。
だが、しかし。並木の思惑が多様性にあることはTYPE-Iの完成によって明らか。極端に言うならば、MCシリーズ3モデルでゲームを完遂することまでを視野に入れていた。だとするならば、専用機としてのパフォーマンスだけでは些か事足りないのも事実だった。
「全体的に硬くなった印象を持つかもしれないが、キャスタビリティは遥かに向上。特にロールキャストで体感できる」
21MC TYPE-IIの根本的な改革は、レギュラーファストに仕上げたテーパーデザイン。キャスト時に曲げ込む位置を第4ガイド周辺の1点に集中。ワイヤーベイトに負けない強いティップを持ちながら、強靭なバットパワーへと繋いだ。ブランク先端からバットまで最外層を締め上げるX45フルシールドはネジレを防ぎ、身体とロッドの芯軸を安定させたままあらゆる角度からのキャストを実現。ピックアップの勢いそのままにコンパクトに円を描き正確に放つ、一連の流れるようなMCモーションを体現可能だ。
「リトリーブにおいても、より“釣れる竿”に仕上がり、ワーミングへの対応力を高めることにも成功した」
テーパーの深化とブランク全体のパワーアップは、先代モデルの軸となる3/8oz.より重めのスピナーベイト、5/8oz.にも負けないボーダーを獲得。スローロールでは、いわば“への字テーパー”を見せ、ティップの張りを保ったまま水中からの振動をスポイルしないスラック巻きを可能に。同時に、その“への字テーパー”はテキサスやフリーリグ、高比重ノーシンカーによるボトムサーチでも優れた感度を伴いナチュラルな喰わせの間を演出できる。ショートバイトを瞬時に掛けるフッキング性能も無論、磐石だ。
ヘビーワイヤーベイトへの対応力を高め、ワーミングへの対応力が劇的に向上して、感度も格段に高めた21MC TYPE-II。MCスタイルに求められる要素を実戦配備したバータイルロッドがここに。

DAIWA(https://www.daiwa.com/jp/)

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